縦約124.0㎝ 軸棒65.5㎝
【売約御礼】方谷浩明 大徳寺512世 十二代管長 幅「南山寿如」 hotani, komei "nanzan juno gotoshi"
方谷浩明 1913(大正2)- 1995(平成7)
臨済宗の僧。大徳寺五一二世。法諱は宗然、桃源と号する。相国寺櫪堂に嗣法して、博多崇福寺住持となり、昭和41年大徳寺派管長に就任する。平成7年(1995)歿、82才。
南山寿如 なんざん じゅのごとし
『詩経』小雅に、臣下が君を祝福する詩「天保(てんぽう)」に、
如月之恒、如日之升、如南山之寿、不騫不崩、如松柏之茂、無不爾或承
月の恒(つね)なるが如く、日の升(のぼ)るが如く、南山の寿の如く、騫(か)け
ず崩れず、松柏の茂る如く、爾(それ)に承くる或(あ)らざるなし
欠けも崩れもしないものとして、月や日と並び、南山が引き合いに出されている。南山が崩れないように生命や事業がいつまでも続くことが、人の長寿を祝う言葉として用いられる。
この詩では、「如」という字が9回使われていることから、「天保九如(てんぽうきゅうじょ)」という四字熟語ができている。「南山如寿」や「南山之寿」と同じ意味で用いられる。南山とは、長安の南にある終南山(しゅうなんざん)のこと。
なお、同様の句で「寿比南山(じゅこれなんざんなり)」がある。これは高齢者の福禄を祝う言葉で、「福如東海(ふくとうかいのごとし)・寿比南山」と連句になっている。その意味は、福は東海に長く流れる水のように続き、寿は南山の不老松より高齢であるように、山や海より、長生きするという、おめでたい時に使う言葉。中国では一般的に誕生日メッセージの決まり文句のひとつとなっている。