橋本陶正山 薩摩喰籠 hashimoto, toshozan satsuma sweets container

橋本陶正山 

陶正山窯は橋本正蔵(号正山)が昭和四年、鹿児島氏に創立。白薩摩を主に”一にも二にも素地作り”白薩摩の生命である陶肌の温か味と上品な地肌の完成と美しい造形、妙味ある錦条と彩色の表現をめざし、茶道具を主に時代に即応した白薩摩の作陶に精進している。

昭和4年 橋本陶正山窯を創立
昭和50年 鹿児島山形屋にて初個展
昭和21年 東京小田急百貨店、大分トキワにて個展
平成元年 大丸心斎橋店にて個展
平成26年 大丸心斎橋店にて個展


薩摩焼について

薩摩焼は、桃山末期の文禄・慶長の役(1592-1598)で朝鮮出兵した薩摩藩主島津義弘公が帰陣の際、同道した朝鮮の陶工達に領内数ヶ所に窯を築いて陶器を焼かせたことから始まる。

初期は高麗陶の要素が強く反映したがその後藩主の庇護のもと、白色陶土に雅びな色絵金彩を施した白薩摩焼は幕府への献上品や藩主の御用窯として発展。他方有色陶土に色釉を施した黒薩摩焼は、素朴・剛健な風合いで民陶として今日に至る。

象牙色の肌に細かいひび釉(貫入)の入った白薩摩は江戸末期になると京焼の影響を受けながらも優雅繊細な独自の錦手となり、自藩で産出する金をふんだんに用いた金襴手上絵が主流になり、現在に引き継がれている。