13.8㎝径×8.3㎝高
芦澤保親 因久焼茶碗 ashizawa, yasuchika inkyuu-yaki bowl
因久山焼
鳥取市の南に位置する町、八頭町では古くから陶器が作られてきた。1688年(元禄元年)に出版された因幡民談記には久能寺焼きとして記載されている。
因久山の名は、窯の所在地である因幡国久能寺にちなみ藩主より下賜されたもの。代々御用窯として保護されてきた。その後、信楽焼の技法も伝えられ、京焼と信楽焼の技法が混じり合い、独特の風雅さと土味のある作風が形成された。
芦澤家には江戸時代から続いている7室の登り窯が健在。鉄分を多く含む地元の土とワラ灰釉や緑釉、ナマコ釉など伝統の釉薬を用いた素朴な焼きが魅力。
因久山焼窯元
鳥取県八頭郡八頭町久能寺649