【売却済】時代莨盆壱対 pair of antique tobacco-trays

莨(煙草)盆とは

火入、灰吹、煙草入、煙管、香箸など、喫煙具一式を納めておく道具。煙草盆、火入、灰吹、煙草入、煙管一対を、煙草盆一式あるいは煙草盆一揃という。
莨盆は、茶事において、寄付、腰掛、席中では薄茶が始まる前に持ち出され、濃茶席と懐石中には出されない。また大寄せの茶会では、最初から正客の席に置かれる。
莨盆は利休の時代には茶席では使われておらず、江戸時代に入り宗旦・遠州・宗和あたりから好み物の莨盆が登場し、江戸後期に莨盆一具が茶事の道具として一般的になった。