鵬雲斎作 十三代楽惺入焼 輪蓋置 家児 花押始 淡々斎御書付 乙亥春

千玄室 1923(大正12年)-

千 玄室(せん げんしつ)は茶道裏千家前家元十五代汎叟宗室。斎号は鵬雲斎。若宗匠時代は宗興。現在は大宗匠・千玄室と称する。「玄室」の名は、千家四代目の仙叟宗室が宗室襲名前に玄室と名乗っており、これに因んで十二代直叟宗室が隠居した際に玄室を名のったことに由来する。

十三代 惺入(明治20年(1887年) - 昭和19年(1944年))
十二代長男。釉薬、技法の研究を歴代中最も熱心に行い、また、樂家家伝の研究を行う。昭和10年(1935年) - 昭和17年(1942年)にそれらの研究結果を『茶道せゝらぎ』という雑誌を刊行し発表。しかし晩年に太平洋戦争が勃発、跡継ぎである長男も応召、研究も作陶も物資不足の中困難となり、閉塞する中没した。

淡々斎
茶道裏千家十四世家元。東京生。裏千家十三世円能斎の長男。幼名は政之輔、号に碩叟。30才で家元を継承。淡交会を結成、ついで国際茶道文化協会を設立し茶道の海外普及につとめた。紫綬褒章受章。昭和39年(1964)歿、71才。